【タロット】初心者でも簡単にセルフ占いができるようになります

10年以上タロット占いを続けているタロティスト・ブロガーのみやなみ（@miya_nami_8）です。

この記事は「これから自分でタロット占いを始めてみたいけど、何をやればいいのか分からない」人に向けた記事です。

タロットカードの購入

必ず７８枚１デッキ、大アルカナと小アルカナがセットになったものを準備しましょう。
当サイトはウエイト版（ライダー版）を基準にしています。

初めてのタロットカード選びは難しいので、おすすめのカード記事も良かったら見てみてください。

慣れるまでは大アルカナ２２枚のみを使用

初心者がやりがちなのが、いきなり７８枚フルデッキで占うことです。
一度に覚える量が多く占い結果を正しく読み解くことができません。

タロットに慣れるまでは７８枚の中でも重要とされる大アルカナ２２枚で占いましょう。

え？カッコ悪い？
そんなことありませんよ。
大アルカナ２２枚だけで占うやり方はプロの占い師も取り入れているくらいポピュラーな方法です。

２２枚の大アルカナには、人が生を営むうえで影響を受けるであろう、さまざまな力の象徴が描かれています。

０～XXI(21)の順番は達成というゴールに向かって進んでいく世界観を表現。
つまり目標をめざして達成するまでの物語になっているため、大アルカナ２２枚の占いはリーディングがしやすいのです。

タロット占いをはじめる前の準備

タロットカードと空間の浄化していきましょう。

タロットカードを毎回浄化する必要はありませんが、使用していくうちに負のエネルギーが蓄積してしまいます。
負が溜まってしまうと、間違った占い結果が出てきてリーディングに苦労します。
こまめに浄化するくらいの気持ちでいましょう。

空間の浄化は空気の入れ替えをするだけでもいいですし、ホワイトセージを使用する方法もあります。

これから占いが始めるテーブルの上を綺麗に片付け、テレビを消して、雑念を無くし、頭をクリアにできるように聖域を作ります。

お部屋の都合によって床しかスペースが確保できない人は、必ず清潔にしてからタロットクロスを敷いてカードを置いてくださいね。

基本的なシャッフルのやり方

シャッフルによって占いの結果が決まりますので、基本のシャッフルのやり方を覚えていきましょう。
一度覚えてしまえば繰り返し同じことをするだけなので簡単です。

はじめのうちは手先がうまく動かずに、カードがめくれるばかりするかもしれません。
タロットに触れることに慣れていきましょう。

シャッフルの手順

絵柄が見えないように裏面でシャッフルしていきます。

1. トランプのようにカットします。
   この動作は占う前のあなたとタロットの準備運動。指先を温め、眠っていたタロットを起こしましょう。
2. 横にスライドさせて崩しながら広げます。
3. すべてのカードに触れるように、両手で時計回りに混ぜ合わせます。
4. カードをひとつにまとめます。
5. ひとつになったカードの山を均等になるように３分割してカットします。
6. ３分割した山から直観でひと山だけを選んで上下を回転させます。
7. カットした順番とは別のランダムな順番でカードをひと山に戻します。

最初に覚えたいタロット占いのやり方

初心者がはじめに覚えるスプレッドを２つ紹介します。
これらは全てのスプレッドの基本となりますから、順番にやってみましょう。

１枚のカードで占うワンオラクル（1枚引き）

シャッフル後、横一文字にカードをスライドするように広げて、その中から１枚だけ直観に従ってカードを引きます。
どんな悩みでも占えるスプレッド。

ただ、１枚だけで全体を読み解くので具体的な結果が知りたい場合には適していません。
一問一答形式のような簡単な質問が良いでしょう。

「私の適職を教えてください。」

①横にスライドさせながらカードを広げます。

②直観に従って１枚カードを引きます。

③カードをめくります。

２枚のカードで占うツー・オラクル（２枚引き）

シャッフル後、横にカードをスライドするように広げて、その中から２枚を直観に従ってカードを引きます。

イエスかノーか、AかBか、二者択一を迫られ、迷っている時にどちらを選んだらいいかタロットに尋ねる方法です。

自分で考えても頭の中で思考がぐるぐる回るだけで辛い時がありますよね。
ツーオラクルのスプレッドを使用することでタロットカードから選択のヒントがもらえるでしょう。

「職場の労働環境がひどくて休みも満足にとれません。転職を考えていますが、今より納得のいく仕事につけるか不安で悩んでいます。」

①横に広げたカードの中から２枚のカードを直観に従って引きます。

②左が「転職しなかった未来」、右が「転職した未来」と予め設定しておきます。

☆応用編☆

あまり良い結果ではありませんでしたね。
２枚のカードで占うスプレッドですが、できることなら良い未来に変えてもらいたいので、アドバイスカードとしてもう１枚を引いてみましょう。

先ほどと同じように並んだカードから１枚引きます。

相談者を占ってあげる場合のやり方

1. シャッフル
2. カット
3. カードを選ぶ
4. カードをめくる

・①シャッフルと③カードを選ぶだけをお願いするなど、①～④の中で一部を相談者にやってもらう。
・相談者はカードに一切触らず①～④までのすべての手順を占術者がやる。

など多様なやり方があります。

タロットの世界は「絶対にこのやり方じゃないといけない」という決まりはありません。

あなたが集中できる占い方で結構ですが、少しでもタロットに触ってもらうと相談者も占いに真剣になってくれるようになります。

スプレッドを展開した時に、どちら側から見てカードを上下とするかは決めておきましょう。
表れたカードが正位置なのか逆位置なのか混乱しない為です。

タロット占いが上達するテクニック

占いたい内容を具体的に設定する

実は「質問のしかた」で占い結果の的中率を大幅にあげることができます。
なぜかというと、曖昧な質問だとカードが何のことを指しているのか分からないのです。
深いリーディングをするには「質問のしかた」が最も重要なのです。

例題を見ていきましょう。

何をもってうまくいくとするのか分かりませんよね。
スムーズに結婚までたどり着くことなのか、結婚後のことが聞きたいのか…

こういったケースは実に多く、相談者の不安の原因を対話の中から引き出してあげる必要があります。
何も考えずに質問のまま占うと、結果は何のことを指しているのか分からず、曖昧な答えを受け取ることになります。
相談者はせっかくの占い結果を聞いてもすっきりしないでしょう。

このまま彼と結婚した未来がどんな経済状況になるのか知れる上に、対策のアドバイスをもらえます。
これで相談者は占いを参考にして前に進めますね！

タロットカードと仲良くなりましょう

タロットカードは縁があってあなたの元までやってきました。
はじめのうちは意識してタロットと触れ合い、大切に保管し、まめに浄化の手入れをしてあげて絆を深めていきましょう。

愛情を注ぐことでタロットカードが何を伝えたいのか、インスピレーションで分かるようになってきます。
仲良くなっておくとリーディングが深まるのはもちろん、ネガティブな場面でも助かります。

枚数を使うスプレットで全部カードが逆位置で現れたり、シャッフル中にめくれるばかりして占いが先に進まないなどで、タロットカードの機嫌が悪いと感じることがあります。

そんなときは「質問のしかたが良くないよ」「心が乱れているよ」
というようなタロットメッセージが隠されています。

質問を変えたり休憩を入れるなどして、対策をすれば普通に占えるようになることがほとんどなので安心してください。

それではスピリチュアルな時間を楽しんでください

タロット占いをマスターできれば、この世にありながら高次元のメッセージを受け取る特別な体験ができます。

全てを言葉で説明できるものではなく、不思議な力が働いているとしか思えないような結果がでてきます。
タロットカードの魅力は、いくら熱心に伝えても必要としていない人には響きません。
実際に経験してもらうしかないんです。

鑑定結果を見て、時に涙があふれることだってあります。
単純に悲しさからではなく悟りや浄化で流れる綺麗な涙であり、相談者様の心に希望をともせれる度に「ああ、タロットをやってきてよかったなあ」と筆者自身も癒されています。

そんな言い表せれない、スピリチュアルな癒しをタロットカードは与えてくてます。

セルフ占いをしたいと思ったのは、気軽に人に相談できない悩みを抱えているからではありませんか？
タロット占いを覚えて無駄になりませんよ。
例え趣味であろうと、タロットと向き合うほどに的確なカードが表れ、人生を好転させる叡智をもたらしてくれるでしょう。